今後、自社配送に切り替える流れが加速?

2019年09月29日(日)

最近、大手ECモールが自社配送サービスの強化策を続々と実施してますね。楽天のRakuten-EXPRESSAmazonのアマゾンフレックスなどです。

アマゾンフレックスは直接、黒ナンバーの軽バンを所有する個人事業者を取り込む作戦です。他にも各地方の運送会社に外注化する方針です。

現在、アマゾン配送の殆どを請け負っているのはヤマト運輸ですが、ヤマトの単価では現状、高過ぎるという事です。アマゾンとしては自社で配送網を築ければ、ヤマトには用はない。ヤマトもヤマトでアマゾンの希望単価で請負くらいなら、やらない方がマシと言う考えですね。

アマゾンと言うか、配送を委託する側は単純な話で、自社で配送した方が安ければ、自社便にしますよね。ヤマトの何十年もかけて作り上げた拠点と同じものを築くのは無理がありますが、アマゾン倉庫を増やし地方の中小運送会社の拠点も取り込めれば、アマゾン配送網だけで完結する日も、そう遠くはないかも知れません。

弊社も半年程前から、近郊は全て自社配送に切り替えました。というのも大型商品の配送を委託している運送会社の運賃が、最近は尋常じゃない額になってきておりまして、自社で配送した方が経費、人件費を考えても値段的に安くなります。

出張買取の間に絡めたり、最近導入したEVを活用したりすれば殆ど経費は掛かりません。

明後日には消費税10パーセントがスタートします。更に外注費の負担がキツくなってきます。自社に切り替えれば消費税は関係ありません。今後、外注に出していた配送を自社便に切り替える会社が増えてくる事が予想されます。

世の中の流れに常に対応していかないと企業も直ぐ淘汰されていきますので、常に先を見据えて考える事が大事です。

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