リサイクルショップに見る売値と在庫と適正規模のお話

2019年08月24日(土)

リサイクルショップに見る売値と在庫と適正規模のお話

うちの場合はヤフオクに出品する際、ほぼ即決で出品しております。これは1円オークションやスタート価格を仕入れ値より下げますと、赤字になる可能性が高いからです。


某大手買取店の話なんですが、以前は1円オークションが多かったのですが、最近は安値スタートは止めて適正価格からのスタートになったようです。


1円スタートの良い所は落札率が非常に高くなり、リサイクルショップの肝とも言える回転率が良くなる事です。逆に悪い事は前出の仕入れ価格より安くなる可能性が高いと言う事です。


恐らく、全体的に落札価格が下がり利益率が悪くなって変更したと予想されますが、これだと在庫回転率が下がり、保管場所も確保しないといけない等、キャッシュフローが悪くなります。


そして、ネットオンリーのリサイクルショップの場合、リアル店舗がない分、余計在庫が溜まる懸念があります。ただ、リアル店舗も大型店になって来ますと、非常に経費がかかる為どっちもどっちかも知れません。


昔のように安く買取出来れば問題ないのですが、現在の買取価格では非常に厳しいかと思われます。特に上場企業の場合は、毎年売り上げを上げていかなければならない使命があります。


このように考えますと、適正規模での経営を目指すのがリサイクルショップの場合は最適かと思われます。最終的には人件費削減で従業員が犠牲となりますからね。現在も業界的にはサービス残業が日常的になっているようですし。


今後、リサイクルショップの最終形態はどのようになって行くのでしょうか?

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